洋式を見つけるのが大変

マレーシアでの日常生活の中で、「これは困った!」と感じる事は多々あるのですが、なかでも、強烈なのが公共のトイレ。

マレー式のトイレは、日本の和式とほぼ同じなので、使い方はそんなに大変では無いし、困り果てる事も無いのですが、ただ、私達日本人の使い方とはちょっと違っているんです。

まず、イスラム教では、トイレで用を足した後、トイレットペーパーは使用しません。 「じゃあどうするのか?」と言えば、必ず、トイレに付属してある別口の蛇口に付いているホースの様なものを使って、水でジャバジャバ洗い流すそうなんです。

その際には、必ず左手を使って洗う事が決まっているらしく、その為、イスラム教では左手は不浄の手と言われ、握手をする際や食事の際には決して使ってはならないとされています。 もちろん、水で流した後は、自然乾燥!

そのせいもあってなのか、マレー式のトイレの中はいつも便器だけでは無く、全てが水浸しになっています! これには、未だに慣れません。 尚、大型ショッピングセンターや空港、レストラン、ホテルなどには、洋式トイレも設置してありますが、そこにもやはり、別口の蛇口とホースが必ず設置してあります。

そして、洋式トイレの数は極端に少ないので、洋式に慣れている娘を連れてのトイレ探しの際には、なかなか大変な事も結構あります。 ある時なんか、洋式トイレではあるけれど、便座が無いトイレに遭遇した事もありました。

娘と二人で、「どうやって使うの?これ?」と、しばらくの間考えた結果、娘を抱きかかえて用を足す事にしました。 もう娘は5歳になるので、結構重たいし、大きいから、それは大変でした!

この便座の無い洋式トイレの正しい使い方は未だに謎のままです。 という事で、必ずポケットティッシュをどこに行くにも常備しています。

また、ある程度行き慣れている場所では、娘と行けるトイレの場所を覚えておいたり、旅先でも娘を連れて行けるトイレの場所をまず把握することを我が家の鉄則としております。

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