費用と学習面について

マレーシアのインターナショナル校がユニークな点は、その種類の多さにあると言えます。 海外の名門校からローカル経営のインター校まで実に様々です。 各学校が独自の校風を創り上げており、通う生徒達の顔ぶれもそれぞれに違っているのも印象的でしょう。

例えば、あるインター校は中華系の生徒が多かったり、ある学校はインド系の生徒達が目立っていたりと、校風によって通学する生徒達の人種に偏りがあるのも、多国籍国家ならではの特徴と言えます。 更に、全てのインター校で英語が第一言語となりますが、第二言語の習得にも力を注いでいるケースが多い点も、マレーシアならではでしょう。

日々、英語環境の中に身を置きつつ同時進行で中国語やマレー語の学習もできるというのは、マレーシア留学ならではのメリットでしょう。特に中国語に至っては、中華系の教師も多いマレーシアでは、本場と変わらないレベルの授業が受けられます。

そんな中、マレーシアでの語学留学(親子留学も含めて)先となる学校選びで、重要となる項目は、大きく分けて費用面と学習面のふたつに絞られると思います。

先ずは一番気になる費用面について

海外名門のマレーシア校に入学する場合の費用は、ローカル経営のインター校に比べ割り高になる事がほとんどです。とは言え、校風や施設、カリキュラムなど全てが本場と同様レベル&クオリティとなっている事を踏まえると、お得感の方が勝るのではないでしょうか。

また、イギリスやアメリカなどの欧米諸国本場に通うのと同等レベルの教育をマレーシア価格で受けられる訳ですから、ここは大きなポイントとなるしょう。 通学する生徒達の顔ぶれも日本人や白人系が目立つ点も特徴的です。

次に、海外名門のマレーシア校と比較して割安感があるローカルインター校について説明します。 学校によって費用に若干のバラつきはありますが、総体的に見みて、低予算での入学(編入)が可能な学校が多いです。

尚、同じインター校でもかなり中華系生徒の密度が濃く、校風もどことなく中華系に偏っている学校や、インド系、マレー系の文化が色濃い学校など、校風に個性が強く反映しているインター校も少なからずあります。 また校風のみならず、教師陣の国籍にも偏りがあるケースもあります。

ネイティブ教師に続いて割と綺麗な発音で完璧な英語を話す中華系やインド系の教師が多く在籍する学校もあれば、独特なアクセントを持つ教師のみで運営する学校もあります。

ですから文法や読解力を伸ばす事に焦点を絞るのか、会話力や正しい発音まで含めた総合的な英語力を身につける事を目的とするのか、その辺を明白にしないと、間違った学校を選びかねませんので、注意が必要です。

次に学習面について

海外名門のマレーシア校での授業は、本場のカリキュラムを使用しての授業となります。例えばイギリス系の学校であればイギリス式、アメリカであればアメリカ式。 ですから自動的に、選択した学校の母体がある国で通用する卒業証書を取得する事が可能になります。

例えば、オーストラリア式のインター校で全カリキュラムを修了する事ができれば、その後はオーストラリアの大学へ進む為の資格が与えられるという訳です。 ただし、海外名門のインター校へ外国人が入学する場合は、英語能力テストを受けなければならず、同テストで一定レベルの英語力が認められない場合には入学の許可が下りないという厳しいルールを設けている学校もありますので、そこは要注意です。

その代わり、無事に入学できた暁には、英語を母国語としない生徒向けに英語補習クラスを実施してくれるなど、手厚いサポートも充実しており、安心して学習に取り組める環境が整えられています。

一方、ローカルインター校になりますと、学校によって導入しているカリキュラムは様々です。 中にはイギリス式のカリキュラムを導入している学校もありますので、安い学費でイギリス式カリキュラムの授業を受けられるというチャンスもあります。

入学に際する英語テストに関しても、実施の有無は学校によりますし、例え実施していても合否判定ではなく、入学時の英語力のレベルを知る為という意味合いが強い場合がほとんどです。 海外の名門インター校よりも入学時のハードルがかなり低くなる点は、ローカルインター校を選択する際の大きなメリットの一つと言えます。

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