特に人ごみを歩くときは気を付ける

マレーシアにおけるひったくりやスリの被害報告は非常に多く、傷害事件にまで発展する様な凶悪なものから未遂に終わったものまで様々です。 特に観光客の一瞬の隙を狙ったひったくりやスリ犯罪は後を絶ちません。

一方で、被害者側があとほんの少しだけ注意していれば防げたかもしれない様な事例が多いのも事実です。 旅行中だからと気が緩んでしまい、普段よりも注意力が散漫になってしまったり、日本に居る時と同じ様な行動を取ると、思わぬ被害にあってしまう可能性があります。

どんなに観光客が集う有名な観光地であっても、油断は絶対に禁物です。 1ヵ所に大金を詰めて持ち歩くことはもちろんのこと、パスポートなどの重要なものは滞在先の金庫に保管し、コピーしたものを持ち歩くようにしましょう。

また、現金も小分けにしたり、高価なもの、例えばパソコンや携帯電話などは過剰に人目にさらすようなことはしないことも大切です。 また、女性の方はハンドバッグや手提げではなく、たすき掛け出来るバッグ等を利用する方が無難でしょう。

そして、道路を歩く時には車道側と反対側にバッグが来るようにしたり、出来るだけ車道側から離れた位置を歩く様にすると良いです。

更に、人ごみの多い中でのスリやひったくりの事例も多いことから、人ごみの中を歩くときは、出来るだけバッグ等は身につけず、ポケットにも何も入れず、外からは見えない場所に少しの現金や携帯電話等を入れるようにしましょう。

そして、屋外のテラスやカフェ、屋台等で食事する時には自分の荷物は必ず身につけるか自分の膝の上に置くようにします。絶対に空いている椅子に置いたりしないこと。 「自分の横に置いているから大丈夫」は危険です。肌身離さず持っておいて下さい。

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