社内アナウンスがないことに驚く

車を持たない生活を送っている私達。 出かける時には専ら、公共の交通機関を使っての移動となるのですが、今でこそ慣れましたが、最初の頃はそれはそれは、大変だったのを覚えています。

まず、いちばん身近に使えて便利なのが路線バス。 しかし、困った事に時刻表が存在しないんです。 「いつ来るのかわからないバスをバス停で待つ」なんていう経験は、今までした事がなかったので、初めはかなり戸惑いました。

もちろん「なんて不便」と怒り狂った事もありますが、慣れて来ると、便利とまでは行かなくても、時間さえあれば、というか余裕を持ってさえいれば、大したことじゃないかと思える様になります。

運がいい時にはバス停に着くと同時にバスが来る事もあるし、歩いている最中にバス通り過ぎて行く事もあるので、日本では決して味わう事のできない、「予測できない日々」をのんびり送る事が出来ます。

運賃も、大体1~5MR(日本円で30円~150円)でほとんどの所に行けるので、少々不便な部分もあるけれど、有り難い存在である事に変わりはありません。 最近、これまで現金のみだった運賃の支払いにも、専用カードシステムが導入されたので、便利になった気がします。

特に、子連れでの乗車の時には、「楽になったなぁ」と実感しました。 また、バスに初めて乗ったときに驚いた事というか、困った事が、社内アナウンス等は一切なく、自分の降りたい場所が来たらボタンを押して降りるという厄介なシステム。

当初、全くと言っていい程土地勘が無かった私にとっては、乗り過ごしてしまう事や早く降り過ぎてしまう事が多々あり、その度に結構な距離を歩く羽目になりました。 更に驚いた事に、「バス停が無い」もしくは「明らかにバス停じゃないでしょ?」って言う場所であっても、「降りたい人がいるから」という理由だけで、強引にバスを停めて乗客を降ろすこともありました。

「何でもありなのね」と仰天する事も多いのがマレーシアのバスです。 そんな事もあり、しばらくの間は、バスに乗っている間には常に気を張っていて、「今どこ?」「次はどこ?」といった感じで、落ち着けなかったです。

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