幼少のときからしっかり勉強

マレーシアに住んでいて、未だにびっくりしてしまう事のひとつに、子ども達の生活があります。 マレーシアの子ども達は、中華系も含めて、とにかく幼少期から「勉強漬け」の毎日を送る事になると言います。

我が家の娘も一度だけ体験入学をした事がありますが、そこでのカリキュラムも、英語、マレー語、マンダリンに数学、科学、音楽、そしてアート(美術?)と、週に一度きりのわずかな時間のみの体育の時間を除いて、びっしりとスケジュールが組まれているのを見て絶句しました。

まだ、4~5歳の子どもが、これだけのスケジュールを毎日こなさなければならないなんて!それだけでも十分に驚いたのに、それに加えて、毎日大量の宿題まで出ると言うから、もう驚きを通り越して、子ども達が可哀相に思えてきました。

これぐらいの年頃の子って、もっと遊んだりする時間の方が必要なんじゃないの?そんなに勉強する必要がどこにあるの?と、疑問だらけだったのを今でも覚えています。

ちなみに、娘はた一回の半日体験だけで、撃沈でした。 そんな幼少期を過ごした子ども達を待ち受けるのが、更に過酷な小学校の生活。

地元の小学校は、ほとんど午前と午後の2部制になっているらしく、早朝7時半くらいからお昼の2時半位までが前半の部、お昼の12時位から夕方6時位までが午後の部に分かれているそうです。

そして、午前、午後、どちらに通うとしても、学校が終わった後には、塾が待ち受けており、そこで相当な時間、再び勉強するらしいのです。

ここで気になるのが、午後の部に通う子の塾って?って事ですよね? 実際、午後に通う子達の塾が終わるのは夜の10時を超えるのは当り前で、寝るのは11時前後になるのだと言います。

翌日は学校も12時からなので、のんびり寝れるでしょう?ってことらしいのですが、子どもの生活習慣としては、どうかと思いますよね?

国が変われば教育法も変わって当り前なのかもしれません。 でも、私も二人の子を持つ親として、勉強よりももっと大事なことがあるんじゃないの?と思ってしまうのでした。

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