車の運転のマナーについて

日本と同じ左ハンドル、左側走行であるマレーシア。 ですが、運転手のマナー、道路交通法などについては日本とは相当違うと言えます。

たまに、「道路交通法自体が、この国には存在しないのでは?」と思ってしまう事もあります。 マレーシアでは一日の内で何度も渋滞が起こる事があり、しかも、その渋滞の様子は、いつみても酷いもの。

皆、我先にと、車線を全く無視して車がぎゅうぎゅう詰めになっている光景は日常茶飯事です。 日本ではあり得ない話ですよね? 車線を無視するんですよ?

中には、車線を無視した車の間を縫う様に走り、しまいには歩道を走っている車、「そこは道路?」と聞きたくなる様な場所を平気で走り去っていく車もいます。本当に驚かされます。

マレーシアに住んでいると、日本人のマナーの良さ、高い忍耐力を改めて感じさせられます。 日本では渋滞でも「順番良く、車線は守りましょう」って、当り前だと思っていたんですが、どうやらマレーシアでは違う様です。

この様に車に対しても、危険極まりない環境なんですが、歩行者にとっても同等で、場合によっては命がけ?で道路を横断しなければならない事もあるんです。

例えば、街中で片側4車線の道路を横断する際に、横断歩道と信号はあるのに、信号が作動しておらず、自信の判断で渡らなければならなかったり、笑ってしまう位に短時間で赤に変わる信号を全速力で走り渡ったりと、それはそれは一苦労なんです。

子連れには、非常に辛いと言えます。 そして、郊外に出てしまえば、横断歩道なんて存在しませんし、歩道すらありません。 高速走行する車の脇を歩く人々の姿を目にしては、その度に怖くなったりしています。

実際、私も、毎朝娘を幼稚園に連れて行く為に、片側4車線の道路を娘を抱いて渡っていました。 今思えば、「毎朝命がけだったなぁ~」と。

実は、私が娘を抱えて命がけで渡っていたところで人が亡くなっているという話を聞いた時にはさすがにゾッとしました。 近い将来、歩道橋や横断歩道の整備、歩行者を守るシステムの導入などの改善が行われる事を願うばかりです。

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