人との関わり方を考える出来事

現在、マレーシアにて、5歳と2歳の子どもを子育て中の私。 毎日、子育てに奮闘中ですが、不思議な程、「子供達に優しい国だなぁ」という印象を受ける事が多々あります。

マレーシアの人たちは子供たちへの接し方が、異様に優しいんです。 どこに行こうと、どこに居ようと、どんな人種の人であっても、子ども達に対して非常ににこやかで優しいです。例え、強面の男の人であっても、甲高い声で「ハロ~、ベビ~」と言って手を振ってくれます。

また、見ず知らずの人でも、息子の頭を撫でてくれたり、娘の頬を撫でたりと、最初こそびっくりしたものの、今では、それがこの国の好きな所のひとつとなっています。 それは、大人に限った事では無く、子ども達も同じようにとてもフレンドリーで驚かされます。

ある時、すばしっこく走る娘に追いつこうと、必死で後を走っていた息子が勢いよく転んでしまった時、たまたま近くを通りかかった、小学校3年生くらいの男の子が、、何のためらいもなく私の息子に駆け寄って、抱き上げて立たせてくれたんです。 それも、ごく自然に、当り前の様にです。

そして、息子が大丈夫なのを確認したら、何事も無かったかのように、す~っと他の子ども達に混ざって居なくなってしまいました。 何ともしっかりした優しいお兄ちゃん的な振舞いに、非常に感動させられました。

お陰で、いつもなら甘えてしばらくは泣き続ける息子も、見知らぬお兄ちゃんに抱きあげられた事で驚いたやら、嬉しいやらで、すぐに泣き止みました! また、ある時、ショッピングセンターで息子が駄々をこねて泣いていた時に、「どうにかしないと!」と思うのか何なのか、あらゆる人がこちらの様子を伺っているのがひしひしと伝わってきました。

最終的には、ガードマンらしき男の人が寄ってきて、「どうしたの?何があったの?」と息子をあやし始め、抱っこしようとしてくれた事もありました。 「他人は他人」「無駄に関わりは持たない」といった少々冷たく感じる事もある現代の日本の環境と比べると、人と人との関わりを大切にするマレーシアはすごいと感じます。

また、私は、子供達を通しての触れ合いなくして、マレーシアでの生活は成り立たないので、「子どもに温かく接してくれる」という事は、非常にありがたいことだと感じています。

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