娘には合わなかったようです

ある程度子ども達も私も、マレーシアでの生活になじんできた頃には、そろそろ、娘の幼稚園の事も真面目に考えないと思い始めました。

娘が幼稚園に行ってみたい、行きたい、と自分から言いだすまでは、無理強いをさせない方がいいと思っていた事もあり、3か月間くらいは、のんびり家で一緒に過ごしました。

そして、そろそろ同年代のお友達が恋しくなって来たのか、本人から幼稚園の話をし始めたので、チャンス!と思った私は早速どんな選択肢があるのかを調べてみる事にしました。

まず、一番最初の選択肢として挙げられるのは、やはり日本人幼稚園。 という事でとりあえず、体験入学に申し込み、実際に体験させてみる事にしました。

いざ、体験入学当日、結構楽しみにしていた娘でしたが、実際に到着してから、まず、建物が非常に大きい事に圧倒されてしまい、出だしでつまづいてしまった感じでした。

日本人幼稚園と言っても、日本人小中学校に併設の幼稚舎という事で、大きな敷地内の一角に位置していたこの幼稚園。 娘の想像とは大きく違っていたのでしょう。

最初でつまづいてしまった娘は、体験入学中も始終不安げに私の傍から離れようとしません。 先生は皆日本人で、内容としても日本で幼稚園に通うのと同じ様な雰囲気だったのですが、全く娘には合わなかったようです。

また、体験入学と言っても、普段通りの幼稚園の生活を体験できる訳では無く、その日用の特別授業が用意されていて、周りを囲むように沢山の保護者達が居た事も、娘にとっては相当の威圧感となってしまったようです。

トータルで2時間程度の体験入学。 最後の絵本の読み聞かせの時だけ、娘は少し嬉しそうに見えただけで、それ以外は私が傍に一緒に居ないと駄目でした。

極めつけは、体験入学の最後に、先生が「それでは○月○日の入園日に、また会いましょうね~。入園日に来る人~」との問いに、みんな一斉に元気よく「は~い!」と手を上げている中、娘は無表情で、ただそこに座っているだけ。

その姿を見て、「たまたま手を挙げてないんじゃなくて、本心から行きたくないんだろうな」と予想はついていました。実際に、終わった後で、娘に感想を聞いてみると、やはり、「あそこは行きたくないな」と。 という事で、最初の選択は失敗に終わり、新たな選択肢を探すことになりました。

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